こんにちは、フジモクネットショップです。
暑かった夏がようやく終わり、近頃は涼しく過ごしやすい日々となりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
皆さん、はじめまして!!新入社員のKです。
研修期間を終え、さまざまな知識をつけて戻ってまいりました!
よろしくお願いいたします。
さて突然ですが、ここで皆さんにクイズです。
今から木材に関する3つの問題が出されますので、正しいか間違っているかを、〇か×で答えてみてください。
1.「森林は酸素を作っているから、木を伐ると地球上の酸素が減る」
→ 〇?×?
2.「樹齢100年の木を使えば、その建物は100年もつ」
→〇?×?
3.「山で道に迷った時、方角を知るために切り株の年輪を見たほうが良い」
→〇?×?
さて、気になる答えですが、3つとも全て×です。
実はこれ、木材に関してよくある誤解なのです。
どういうことなのか詳しく解説していきます。
1.「森林は酸素を作っているから、木を伐ると地球上の酸素が減る」
皆さんもご存じの通り、木は空気中の二酸化炭素と水を吸収して酸素を作り出す、光合成をしています。だから酸素の作り手である木を伐ってしまうと、酸素濃度が減ってしまうのでは?と考えがちですが、実はこれは間違いです。木は、自分たちが光合成によって作り出した酸素を使って、呼吸や枯葉の分解などをしているため、空気中に出される酸素はほとんどありません。つまり「酸素の自給自足」をしているので、地球上の空気にはあまり影響してしないと言えます。ちなみに世界の森林が出す酸素量は、大気中に含まれる全酸素の数千分の1と言われています。
2.「樹齢100年の木を使えば、その建物は100年もつ」
確かに樹齢30年の木よりも、樹齢100年の木の方が、耐久性や強度も高いのかもしれません。ですが建物を建てる際、重要なのは「材料がどの部分から採られたのか、どのような使い方をされたか」です。優れた木材であっても、その木材に節や腐れがあれば当然強度は低くなり、きちんとした保管をしなければ材質も悪くなってしまいます。「樹齢=建物の強さ」ではないと言えます。
3.「山で道に迷った時、方角を知るために切り株の年輪を見たほうが良い」
これもよくある誤解で、いつもそうとは限りません。この説にのっとって、例えば「南側の方が日当たりも良いから、年輪もそれに応じて南方向に太る」と考えたとしても、正確な情報とは言えません。そこが平坦な地なのか傾地なのか、木は広葉樹なのか針葉樹なのかなど、様々な条件によって年輪の太り方も変わります。つまり年輪は方角に関係なく太っている場合が多いです。
いかがだったでしょうか?
本日は木材に関するちょっとしたクイズを出題しました。この豆知識が、少しでも皆さんの生活の役に立てたら幸いです。
新入社員として、さまざまな視点で今後も皆さんにお届けしたいと思います。
よろしくお願いいたします。